「忍び愛」発言に激怒=名誉毀損で訴え、タレントと時事評論家が和解―台湾

Record China    2011年5月26日(木) 16時38分

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25日、台湾の時事評論家で作家・元政治家の李敖氏が、人気タレントのシュー・シーディーを名誉毀損罪で訴えた事件が、和解に持ちこまれた。

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2011年5月25日、台湾の時事評論家で作家・元政治家の李敖(り・ごう)氏が、人気タレントのシュー・シーディー(徐熙[女弟])を名誉毀損罪で訴えた事件が、和解に持ちこまれた。Nownewsが伝えた。

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台湾きっての論客として、時事評論番組「李敖有話説」も大人気の李氏。同氏が先日、人気女優バービィー・スー(徐熙媛)の姑にあたる中国の大手飲食店経営者・張蘭(チャン・ラン)氏を批判した。これに対し、バービィーの実妹であり自身もタレントであるシュー・シーディーは「実は張蘭さんに恋してるんじゃないの?」と、笑いのネタに。自身が司会を務める人気番組「康熙来了」で行われたこの発言。激怒した李氏は名誉毀損罪で彼女を訴え、さらに問題の番組に出演して論戦することを求めていた。

25日、2人の“共演”が同番組にて実現した。ピリピリムードの中、李氏が「無条件謝罪」を求めるがシーディーはこれを拒否。プロデューサーが飛び出して収録を中断するという緊張の場面もあった。しかし最終的に李氏は和解に応じ、番組内で担当弁護士に電話して訴訟を取り下げさせた。

“芸能界の大物による女性いじめ”とも指摘された今回の騒動。当の李氏は、「あの番組の初回ゲストは私だったのに、その後の君らはその存在を忘れてるようだ。今回のことは、番組に再出演するきっかけを求めただけにすぎない」と奇妙きわまる理由を並べ、怒りの感情はまったくない、と話した。「最近、この番組は社会的責任から逃げており、内容に深みがない。司会陣に彼らの使命を再認識させるため、番組に出て語りたかった」と発言したが、「あなたの冠番組だって、話題はいつも女性のことか性的なものばかりじゃないの!」と、シーディーにすかさずツッコミを返される場面も見られた。(翻訳・編集/Mathilda

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