中国企業の世界進出に、幾多の挑むべき課題あり―米紙

Record China    2011年5月26日(木) 15時18分

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24日、ウォール・ストリート・ジャーナル中国語電子版は、英ブリティッシュ・テレコムのケビン・タイラー・アジア太平洋地域総裁のコラム「世界進出、中国企業の準備は整ったのか?」を掲載した。写真は家電販売店のハイアール洗濯機売り場。

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2011年5月24日、ウォール・ストリート・ジャーナル中国語電子版は、英ブリティッシュ・テレコムのケビン・タイラー・アジア太平洋地域総裁のコラム「世界進出、中国企業の準備は整ったのか?」を掲載した。以下はその概要。

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中国企業による対外投資の成長が続くなか、米国をはじめとする多くの国々で政治的なテーマとなっている。だが、中国企業の海外進出はどのような商業的意識を持っているのか、世界的な競争力を身につけつつあるのか、といった問題は軽視されている。

実はこのチャレンジは人々が想像するよりも困難だ。巨大な資金力を持ち、低コストでの商品製造を成功させた経験を持ち、さらには中国政府の強力な支援を受けている中国企業。だが、彼らは中国国内での集中的管理の経験しかない。世界各国の異なる文化の中でビジネスを展開するには、不適切な手法だ。

また中国企業はブランド力確立に躍起になっている。例えば家電大手ハイアールは米NBAでの宣伝活動を展開。また日本ではペット用衣類洗濯用の小型洗濯機を販売するなど、現地のニーズに合わせた商品開発に取り組んでいる。だが、消費者の心をとらえるにはまだいたっていない。

世界進出を実現するためには、中国企業は管理方式を変更し、現地の消費者ニーズをつかむことを学ばなければならない。最終的に中国企業はこれらのハードルを克服し、全世界の消費者に新たな選択肢を与えることになるだろう。しかし、このチャレンジは決してたやすいものではないと知るべきだ。少なくとも中国企業幹部はこのことをよく理解しておく必要がある。(翻訳・編集/KT)

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