台湾人はなぜ親日なのか―SP華字紙

Record China    2011年5月22日(日) 20時51分

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19日、シンガポール華字紙が記事「台湾人はなぜ日本が好きなのか」を掲載した。写真は東日本大震災発生直後の3月17日に開かれた台湾のチャリティーイベント。

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2011年5月19日、シンガポール華字紙・聯合早報は、記事「台湾人はなぜ日本が好きなのか」を掲載した。以下はその抄訳。

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「日本が好きだ」と言う台湾人は多い。同じ中華圏で、大陸の人々と台湾の人々の日本に対する態度はまったく違う。馬英九総統は八田與一(はったよいち、訳者注)記念公園の開園式で、植民地統治時代の日本の台湾工・農業への貢献について触れている。馬総統の態度は、多くの年配の台湾人の声を代弁している。

台湾が日本に割譲される前から、日本は西洋現代文明の洗礼を受けており、台湾の建設は植民地的色彩が強かったものの、客観的にみれば台湾は大陸より早く現代文明に接することができ、インフラ、文化、制度などの面で大きな進歩を遂げたことは否定できない。日本の植民地統治の事実を憎むこともできるが、日本による台湾建設の事実を見ることもできる。

台北で日本料理が食べたくなればタクシーに乗ればいい。運転手が味の良い日本料理店に連れて行ってくれる。それほど日本の食文化が台湾ではもてはやされている。食文化だけでなく、ゲーム、アニメ、文学作品、電子機器からAVまで、台湾は第二の日本ではないかと錯覚するほど日本のものであふれている。

東日本大震災の際、台湾メディアには日本への同情と賞賛が広がった。震災の話題になると、目に涙をためながら、まるで台湾で起こった地震であるかのように話す。歴史上日本は台湾の敵だったが、現実には中国大陸が台湾の敵だと言う台湾人もいる。(翻訳・編集/津野尾)

訳者注:八田與一(1886年2月21日―1942年5月8日)。 大正期から昭和初期にかけて活躍した水利技術者で、日本統治時代の台湾で、農業水利事業に大きな貢献をした人物として知られる。

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