睡眠不足なアジアの子供たち、根強い学歴偏重主義が原因か―中国メディア

Record China    2011年5月22日(日) 23時10分

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19日、中国の子供たちの睡眠時間はこの10年間で減少を続けており、学業が子供たちに与える負担は重くなる一方だという。写真は学業と習い事で忙しい中国の子供たち。

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2011年5月19日、中国青少年研究センターが16日に発表した調査報告によると、中国の子供たちの睡眠時間はこの10年間で減少を続けており、学業が子供たちに与える負担は重くなる一方だという。新浪網が伝えた。

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調査報告では、現在の小・中・高校生の8割近くが睡眠不足で、睡眠不足の子供の比率が5年前の調査結果より30%上昇していることが分かった。中国では1951年にも当時の政務院が青少年の睡眠不足を解決するため、全国の教育現場に改善を求めている。つまり中国の子供たちは60年間も睡眠不足の状態に置かれていることになる。

こうした傾向は中国だけのものではないという。専門家の話では、青少年に必要な睡眠時間は8時間から9時間だが、韓国では高校1年生で平日の平均睡眠時間が5.9時間、高校2年生で5.6時間とかなり少ない。日本でも小学生の塾通いによる睡眠不足が問題になっており、親自身の不規則な生活も子供の健全な睡眠習慣の妨げになっているという。

シンガポールでは約9割の家庭が子供たちに特別な補習授業を受けさせており、朝6時に起床して午後10時過ぎに就寝するまで、子供たちはひたすら勉強を続けるのが一般的な状況だという。アジアの国々で親が子供の立身出世を願うのは当然のことだが、その一方で、過度の期待が子供たちから大切な睡眠時間を奪っている。(翻訳・編集/本郷)

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