Record China 2011年5月23日(月) 7時35分
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19日、地球温暖化の影響などによって、甘粛省の主要水源地である祁連山の氷河が40年間で約10億立方メートルも減少、200年以内に氷河消滅の恐れもあるという。写真は甘粛省・祁連山脈。
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2011年5月19日、中国新聞網によると、地球温暖化の影響などによって、甘粛省の主要水源地である祁連山の氷河が40年前に比べ約10億立方メートルも減少しており、200年以内に氷河が消滅する恐れもあるという。
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甘粛省野生動植物管理局によると、祁連山の氷河は1970年代に比べ約10億立方メートル減少し、残雪ラインは毎年2〜6.5メートルの速度で後退している。残雪ラインが毎年12.5〜22.5メートルの速度で後退している地域もあり、このままの状況が続くと200年以内には氷河が消失する恐れがある。
同局が行った調査では、過去50年間を比較すると、同省の温暖化の傾向は明らかで、年間平均気温は北半球や中国全土の平均を上回る1.1度の上昇を記録、水源地の多い同省河西回廊の年間平均気温は1.4度も上昇している。
気温の上昇は、残雪ラインの後退を促進するだけでなく、氷河や雪など天然湿地帯の面積も縮小させており、同地域の砂漠化をより一層深刻にし、生態環境にも大きな影響を与えているという。(翻訳・編集/HA)
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