Record China 2011年5月22日(日) 4時41分
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19日、経済評論家の易鵬氏はブログに記事「日本原発事故が中国の電力価格を上昇させる」を掲載した。写真は19日、江蘇省連雲港市で開催された原発啓蒙イベント。
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2011年5月19日、経済評論家の易鵬(イー・ポン)氏は、ブログに「日本原発事故が中国の電力価格を上昇させる」と題した記事を掲載した。以下はその概要。
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中国では石炭による火力発電が主流だ。汚染や輸送負荷、石炭価格上昇に伴う火力発電所の赤字など弊害は大きい。今後数十年間、石炭依存を続けるならば、その負の影響は福島原発事故をも上回るものとなるだろう。
石炭による火力発電以外の発電システム開発が急務となっているが、太陽光や風力などと比べて原子力は圧倒的な低コストを実現している。そのコストは石炭をも下回る水準だ。ゆえに中国政府は「原発建設大躍進」政策を続けてきたが、福島原発事故が障害となるだろう。
事故の影響で原発建設のペースは鈍化し、その分が太陽光、風力、液化石油ガス、石油、そして石炭などでまかなわれることになる。それは発電コストの上昇を招き、最終的には末端の電力価格を上昇させることにつながる。(翻訳・編集/KT)
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