年々増加するエイズの死亡者数=3年連続で法定伝染病の死者数トップに―中国

Record China    2011年5月18日(水) 22時3分

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17日、中国新聞網は記事「エイズの死者数は年々増加=3年連続で感染病死者数1位に」を掲載した。写真は2009年12月1日、山西中北体育・芸術学院で開催された世界エイズデーのろうそく集会。

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2011年5月17日、中国新聞網は記事「エイズの死者数は年々増加=3年連続で感染病死者数1位に」を掲載した。

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中国衛生部によると、2010年のエイズ発症者数は1万5982人、死者数は7743人となった。2008年以来、エイズは3年連続で法定伝染病における死者数1位の座を占めている。

16日、中国CDC性病・エイズ予防管理センターの呉尊友(ウー・ズンヨウ)教授は中国新聞網の取材に答え、エイズの死者数増加の要因について説明した。エイズ感染者の多くが潜伏期を超え、発病期に達したことが要因だという。

感染者の多くは差別を恐れ、検査を受けることもなく感染の事実を隠ぺいしている。そのため治療を受けられず、治療できない状態になっているケースが多い。過去5年間のエイズによる死者のうち、80%が治療を受けていないという。

一方で2002年から始まったエイズ治療の無料化により、エイズ感染者の死亡率は大きく減少しているという。無料化前は感染者の死亡率は30〜40%だったが、現在では18%にまで低下。治療を受けている人の死亡率は5%と途上国の中では最低水準となった。(翻訳・編集/KT)

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