Record China 2011年5月13日(金) 20時17分
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11日、盗難事件があったばかりの北京の故宮博物院で、今度は「文化財保護管理条例」違反の疑いが浮上している。西北の一角にある建福宮が世界の金持ち相手の会員制サロンとして使われているというものだ。写真は06年、再建が完了した故宮の建福宮。
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2011年5月11日、盗難事件があったばかりの北京の故宮博物院で、今度は「文化財保護管理条例」違反の疑いが浮上している。西北の一角にある建福宮が世界の金持ち相手の会員制サロンとして使われているというものだ。13日付で新京報が伝えた。
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故宮の不正を暴露したのは、中国中央テレビ(CCTV)の●成鋼(ルイ・チョンガン、●は草冠に内)アナウンサー。ルイ氏が中国版ツイッターで「故宮の建福宮は世界のいわゆるVIP専用のサロンに改造されたようだ。500人分の会員権も売り出されているらしい」とつぶやいた。
さらに、「先日も知り合いの外国人ガイドが自慢げに話していた。米国のセレブ一家のために特別なディナーをアレンジしたと」などとつぶやいたところ、たちまちネット上で広がり、ユーザーたちの論議を呼んだ。ルイ氏は「数点の展示品が盗まれるより恐ろしいこと」と嘆いている。
建福宮は清朝末期に火事で焼失したが、2000年に再建が認められた。これまでに中国政府が再建を認めたのはこの建福宮のみ。再建の目的は各国来賓の接待や学術交流活動、記者会見などとし、一般開放はしないとしていた。
中国文化財保護基金の馬自樹(マー・ズーシュー)理事長は「建福宮を会員制サロンに使うことは、重大な『文化財保護管理条例』違反だ」と指摘。「これがもし本当なら、博物館としてあるまじき行為」としながらも、「故宮がそこまで堂々と悪事を働くだろうか」と信ぴょう性に疑問を呈している。(翻訳・編集/NN)
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