<続報>故宮博物院での盗難事件、当局は犯人を特定か=被害総額数千万元―中国

Record China    2011年5月11日(水) 15時57分

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11日、中国北京市の故宮博物院で展示品が盗難に遭った事件について、故宮博物院と警察当局が10日に現場検証を行い、捜査を進めている。容疑者も特定できたという。写真は5月第1週のゴールデンウィークに人ごみでごった返す故宮博物院。

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2011年5月11日付の新京報によれば、中国北京市の故宮博物院で今月8日に展示品が盗難に遭った事件について、故宮博物院と警察当局が10日に現場検証を行い、捜査を進めている。容疑者も特定できたという。

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北京市警察当局の消息筋によれば、当局は現場に残された痕跡や防犯カメラの映像などから、北京市外に戸籍を持つ27歳の容疑者を特定したという。現在、容疑者の行方を追っているところだという情報もあるが、市公安局から公式の発表はまだされていない。

現在、事件の発生した故宮博物院の東側の区域は閉鎖されており、観光客が立ち入らないように武装警察官と博物館関係者が対応している。ある関係者は、閉鎖が解かれるのは犯人が捕まってからになるだろうと話している。

故宮博物院ではこれまでも厳重な警備態勢が敷かれており、1987年に起きた盗難未遂事件をきっかけに、40台のカメラモニターをはじめとしたハイテク機器や警察犬までも導入した警備が強化されていたが、現在はちょうどセキュリティコントロール室の拡張工事が行われている最中で、今年10月には新システムが投入され万全の警備態勢が整うはずだったという。

なお、盗難に遭った展示品は、宝石を埋めこんだ金・銀製の化粧品ケースなど7点。被害総額は数千万元にのぼる。今回の企画展に所蔵品を貸し出していた香港の個人博物館「両依蔵」の館長が明かした。なお、被害者である出品者は事態収束後にも展示を続けることを望んでいるという。(翻訳・編集/岡田)

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