2011年5月8日、違法薬物所持で現行犯逮捕が伝えられた香港の人気俳優マックス・モク（莫少聡）が、記者会見を開き謝罪した。新華網が伝えた。

【その他の写真】

マックスは先月15日、北京市朝陽区内の高級マンションで大麻を所持および使用していたとして、市公安局朝陽支局に逮捕されそのまま拘留される騒ぎに。先月30日に釈放されて香港へ戻り、8日になって記者会見を開いた。

マックス本人の説明によると、逮捕当日は大麻を所持・使用しておらず、自宅からも薬物は一切見つかっていない。ある人物からの通報により違法薬物使用の疑いで逮捕されたものだが、常習性が見られないことから早い段階で釈放されたという。

逮捕される数日前、複数の友人と北京市内の観光地へ遊びに行った際、その日が初対面だったメンバーの1人から大麻入りタバコを勧められた。最初は拒絶したが、彼が「メンツをつぶされた」と感じることを恐れて仕方なく一口だけ吸い、それが今回の逮捕につながったという。

「常習者ではないが、最後まで拒否できなかった自分の弱さが悪かった」と後悔の念を語った。家族やファンに深くお辞儀をして謝罪し、「今後は仕事で社会の役に立ちたい」と話していた。

マックスには元恋人で女優キャサリン・ホン（洪欣）との間に12歳になる息子がいるが、今回の事件に関連し、学校でいじめられていると伝えられた。これについては、「息子とはずっと連絡していないので、事実を確認できない。だから今はどう答えるべきか分からない」と、顔を曇らせたままだった。（翻訳・編集/Mathilda）