非同盟国の中国にひれ伏すべきではない―豪紙

Record China    2011年5月6日(金) 13時8分

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2日、ギラード豪首相が訪中前に日本と韓国を訪れたことについて、日韓は民主国家でありオーストラリアとの同盟関係にあるが、中国はそうではない、と豪紙が指摘した。写真は上海万博オーストラリア館の彫刻人形。

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2011年5月2日、豪紙オーストラリアンは、ギラード豪首相が訪中前に日本と韓国を訪れたことについて、日韓は民主国家でありオーストラリアとの同盟関係にあるが、中国はそうではない、と指摘した。5日付で環球時報が伝えた。以下はその概要。

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中国は同盟国ではないにもかかわらず、ギラード首相は豪中間の軍事交流の拡大を弱める意図はない。中国の軍事力行使の目標がどこにあるのかを理解するのが、今後20〜30年の課題だからだ。さらに、オーストラリアとしては中国と接触するだけでなく、経済発展とともに軍事的にも拡大を続ける中国に対して安全網を築く必要がある。

オーストラリア国内には中国軍に攻撃を加えるべきといった極端な意見もあるが、これは極めて危険でばかげた考え方だ。予測しうる将来にわたって、中国が旧ソ連規模の軍事力を備える可能性は低く、13億の人口を治めるためにも平和的戦略環境が必要だからだ。ただし、中国のアジア戦略には注意が必要だ。アジア諸国は経済面での中国依存を日増しに強めているが、一方で軍事力の拡大を続け領土問題で周辺諸国との摩擦を広げている中国への懸念を共有している。

我々は中国の動向を注視する必要がある。ただ、我々は中国にひれ伏すべきではないし、中国が世界のトップに座ることを認めるべきではないのは確かだ。(翻訳・編集/津野尾)

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