「中国に呑み込まれるのは時間の問題」などあり得ない=台湾・馬総統―ドイツ誌

Record China    2011年5月2日(月) 22時16分

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2日、台湾の馬英九総統はドイツ誌の独占取材で、「再選しても中台統一はあり得ない」との考えを示した。写真は昨年5月、「世界熱愛生命奨章」の授賞式に出席した馬総統。

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2011年5月2日、台湾NOWnewsによると、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統はドイツ誌デア・シュピーゲルの独占取材で、「再選しても中台統一はあり得ない」との考えを示した。東南網が伝えた。

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中台関係は昨年、経済協力枠組み協定(ECFA)を締結するなど急速に緊密化が進んだ。最終的に台湾が統一に応じることは避けられないとの見方も出ている。馬総統が来年の総統選で再選を果たした場合、任期中にそうなる可能性もあり得るのだろうか?

デア・シュピーゲル誌の問いかけに対し、馬総統は「選挙の際、非常に明確な対中政策を示している。それは『憲法』に基づいて『統一しない、独立しない、武力行使しない』という現状を維持することだ」とし、「台湾の人々もこうした政策が台湾の利益に最も合致していることを知っている」と答えた。

また、中国経済の成長に依存している台湾の現状を踏まえ、北京当局に制御されるのも時間の問題では?との問いには、「あり得ない」と一蹴。中国経済に頼っているのは台湾だけでなく日本、韓国、ベトナムなども同じであり、さらに中台の場合は、台湾が受注〜本土で生産〜北米や欧州に輸出という相互依存の関係をもう数十年も続けているとした。馬総統によると、昨年の中国本土への輸出は全体の42%ほど。中国以外の国との貿易も増えており、中国だけに頼っているわけではないと強調した。(翻訳・編集/NN)

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