2011年4月26日、米誌フォーブスが発表した2011年版華人富豪ランキングによると、10億米ドル以上の個人資産所有者は213人、資産総額は5669億米ドル。世界の富豪が所有する総資産全体の12．6％を占めた。中華系富豪が持つ資産総額は、世界最大の米国に次ぐ規模となった。北京晨報が27日付で伝えた。

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ランク入りした213人のうち、中国人が最も多く115人で、全体の54％を占めた。香港は35人、台湾は25人、米国は7人。トップ3はいずれも香港勢で、李嘉誠(リー・カーシン)氏（長江実業グループ創設者）、トーマス、レイモンド・クォック(郭炳江・郭炳聯)兄弟（サンフンカイ・プロパティーズ経営）、李兆基(リー・シャウキー)氏（ヘンダーソン・ランド・デベロップメント会長）だった。

また、インターネット検索最大手・百度（バイドゥ）のロビン・リー(李彦宏)CEO（資産94億米ドル）が、飲料大手・杭州娃哈哈（ワハハ）グループの宗慶後(ゾン・チンホウ)会長（資産59億米ドル）をしのぎ、中国国内で初めてトップに立った。百度は昨年3月の米グーグルの中国撤退を受け、急速に業績を拡大した。

台湾からは携帯通信端末メーカー・HTC（宏達国際電子）のシェール・ワン(王雪紅)会長（資産68億米ドル）が、スマートフォン市場での業績拡大を受けてランクインした。王会長は、台湾で“経営の神様”と呼ばれた台湾プラスチックグループ（台塑集団）創業者、故・王永慶(ワン・ヨンチン)氏の娘。（翻訳・編集/AA）