誘拐被害の子どもたちを救う取り組みを本格化、社会復帰も支援―新疆ウイグル自治区

Record China    2011年4月24日(日) 17時29分

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21日、中国新疆ウイグル自治区の張春賢・党委書記は、誘拐されて自治区外で物乞いさせられている子どもたちを救い出し、きちんと教育を受けさせる取り組みを本格化させると表明した。写真は06年、誘拐されて4カ月ぶりに救出され、親元に帰った13歳の少年。

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2011年4月21日、中国新疆ウイグル自治区トップの張春賢(ジャン・チュンシエン)党委書記は、誘拐されて自治区外で物乞いさせられている子どもたちを救い出し、きちんと教育を受けさせる取り組みを本格化させると表明した。新華網が伝えた。

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同区救助管理弁公室によると、1年間に救い出される子どもの数は約3000人。大多数は未成年で9年間の義務教育を修了しておらず、専門の職業技術も学んだことはない。新疆ウイグル自治区社会科学院の報告によると、路上で物乞いさせられている同自治区籍の子どもの9割以上は誘拐によるものだった。

同自治区は近年、他省(市・区)や警察と協力し、誘拐された子どもの救出に全力を挙げているが、その多くは誘拐当時の年齢が小さいため、自分の家の住所や電話番号などを全く覚えていない。そのため、救出してから家族の元に帰すまでの作業が困難を極めているという。

同自治区は今年、5000万元(約6億3000万円)を投じて救出した子どもにきちんと教育を受けさせるセンターを開設。子どもたちはここで知識や技能を身に付け、社会復帰を目指すという。(翻訳・編集/NN)

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