<中華経済>外貨準備高は適切なレベルを超過=人民銀総裁が警戒感

Record China    2011年4月20日(水) 20時8分

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20日、中国人民銀行(中央銀行)の周小川行長がこのほど、「中国の外貨準備高は適切なレベルを超えた」と述べた。

2011年4月20日、中国中央ラジオ局の報道によると、中国人民銀行(中央銀行)の周小川行長がこのほど、「中国の外貨準備高は適切なレベルを超えた」と述べた。

中国の外貨準備高は3月末現在、初めて3兆米ドルを突破。中国の貿易収支は今年第1四半期に7年ぶりの貿易赤字になったが、外貨準備高の増勢に歯止めはかかっていない。

過剰な流動性を市場に供給する原因になると懸念したうえで、「人民銀の業務に過大な負荷をかけている」と指摘している。ただ、海外資金の過剰流入リスクに対しては、「中国のような大国には影響がそれほど大きくない」と補足。すでに資本規制も設けているとも強調した。外貨準備高の削減を視野に入れて、新しい投資ルートを整備することも検討しているという。政府系メディアの上海証券報が19日付で伝えた。

この要因としては、人民銀が元相場を実勢より低く保つために、大規模な為替介入を実施していることがあげられる。足元では消費者物価指数(CPI)が高止まりするなど国内のインフレ傾向が根強く、商品市況の高騰による輸入インフレの影響を緩和するため、段階的な元高を容認する方針に変わりつつあるようだ。(翻訳・編集/JX)

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