これでいいのか、中国の建築物!極端に短命、「千年塔」も10年で取り壊しに―中国メディア

Record China    2011年4月18日(月) 13時35分

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17日、浙江大学教授が、中国各地で次々と建てられる「短命な建築物」によって、資源の浪費と経済的損失のほか、民衆の政府に対するイメージ悪化も引き起こしていると指摘した。写真は広東省広州市。

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2011年4月17日、浙江大学の範柏乃(ファン・バイナイ)教授は、中国各地で次々と建てられる「短命な建築物」が、資源の浪費と経済的損失をもたらすだけでなく、民衆の政府に対するイメージを悪化させていると指摘した。新華網が伝えた。

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範教授によると、中国はすでに建築における新規着工面積が世界で最も大きい国家となっているが、中国の建築物は極端に「短命」で、平均寿命は25〜30年ほどしかないという。それに比べて英国では132年、米国でも74年。同教授は、短命の原因は建築技術ではなく、利権だけを求める各地方政府が計画性のない都市開発を進めているからだと指摘する。

例えば、遼寧省瀋陽市の瀋陽五里河体育館。2億5000万元(約32億円)を投じて建てられたこの施設は、わずか18年間使用した後、07年に取り壊されている。2010年3月には、海南省海口市に3000億元(約3億8000万円)以上費やして建てられた「千年塔」がわずか10年で取り壊され、「短命塔」になってしまった。

同教授は、「中国の利用可能な1人あたりの資源量は世界平均より少ないにもかかわらず、毎年世界の総消費量の40%ものコンクリートと鉄鋼を消費している」と警笛を鳴らした。それに加え、建設と取り壊しを頻繁に繰り返すことによって毎年4億トンの建築ゴミが生産されるという。(翻訳・編集/津野尾)

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