「かつての敵」から「中国史の重要人物」へ=変化した中国本土の蒋介石評価―中国

Record China    2011年4月10日(日) 17時42分

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9日、台湾の馬英九総統は、中国本土で蒋介石の評価が変わりつつあると発言した。蒋介石の発言録も先日出版されたが、一切の修正は加えられなかった。写真は南京総統府。蒋介石のオフィスが残されている。

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2011年4月9日、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統は、中国本土で蒋介石の評価が変わりつつあると発言した。中国新聞網が伝えた。

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9日、馬総統はスタンフォード大学フーヴァー戦争・革命・平和研究所のデービッド・ブラディ副所長と会見した。同研究所は近年、蒋介石日記などの貴重な史料を収蔵し、中国近代史研究の中心的存在となった。馬総統はその意義を高く評価し、近年、中国本土を中心に蒋介石評価が大きく変わりつつあると発言した。

馬総統の発言の証左とも言えるのが、先日、中国本土で出版された「蒋介石自述」。中国共産党にとってはかつての敵である蒋介石の発言録だが今では中国現代史の重要人物と評価されるようになり、当局の検閲により修正、削除された個所はなかったという。(翻訳・編集/KT)

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