中国人留学生が急増、10年で50倍=地方大学にとっては「金のなる木」―韓国

Record China    2011年4月9日(土) 17時32分

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6日、韓国の地方大学で中国人留学生の受け入れが急増している。経営が苦しい大学側にとって彼らが納める学費は命綱。ろくに勉強しなくても学位が手に入る留学生側にとってもメリットは大きい。写真はソウル。

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2011年4月6日、韓国紙・朝鮮日報によると、韓国の地方大学で中国人留学生の受け入れが急増している。経営が苦しい大学側にとって彼らが納める学費は命綱。ろくに勉強しなくても学位が手に入る留学生側にとってもメリットは大きい。中国新聞網が伝えた。

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1992年に両国が国交正常化を果たしてから昨年までに、韓国で学んだ中国人留学生の数は全体の70%にあたる5万9490人。1999年の1182人から10年で50倍も増えた。これほど急増した背景には財源を確保したい地方大学が積極的に中国人留学生を受け入れてきたことにある。大学側にとって中国人留学生が納めてくれる学費は経営の支え。語学力や基礎学力などは問わず、ほぼ無条件で受け入れているというのが現状だ。

中国人留学生側もこうした事情は熟知しており、韓国留学を選ぶ際の大きな理由となっている。米国ほど学費が高くなく、入学条件も甘く、学位も簡単に手に入るというわけだ。中には管理の厳しい別の大学を退学させられた学生まで受け入れる大学も。退学すれば留学生ビザは無効となり、こうした学生は不法滞在者と化しているはずだが、それでも学費さえ納めればお構いなしということらしい。

韓国法務省によると、昨年2月までに留学や語学研修ビザで韓国入りした中国人は6万3216人。だが、同省はそのうちの11.8%にあたる7435人は不法滞在の状態になっているとみている。(翻訳・編集/NN)

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