Record China 2011年4月7日(木) 10時2分
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5日、シンガポール元首相のリー・クアンユー氏はインタビューで、中国の今後について「技術大国になるには20年では不可能」と発言した。写真はリー・クアンユー氏(09年5月、中国江蘇省で撮影)。
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2011年4月10日号の米誌ビジネスウイークは、シンガポール元首相で現内閣顧問のリー・クアンユー(李光耀)氏のインタビュー記事を掲載。この内容を中国・新華網が5日付で伝えた。
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著名なインタビュアー、チャーリー・ローズ氏の質問を受けたリー氏は、「中国は世界第2位の経済大国となったが、世界全体に興味はない。中国が関心を示すのは、産油国やその他の貴重な資源を獲得できる地域のみだ」と断言した。中国は米国を抜いて世界最強の大国になることを目論んでいるとする同氏の過去の見解について「間違いはない」としたうえで、「それには10年以上の歳月が必要だ」と語った。さらに、科学技術の分野では米国に大きく遅れをとっているとして「中国が20年以内に技術大国になるのは不可能な話」と述べた。
一方、中国が恐れている局面について、リー氏は国内の著しい経済格差を挙げ「これを放置すれば、国民の不満と深刻な社会混乱に直面することになる」と指摘。だが、アラブ諸国に広がっている民主化運動については、中国に波及する可能性は低いと予想。その理由として同氏は、「中国は世界が自分たちをどう見ているかに関心はない。関心があるのは国内の安定と成功だけだ」と語った。(翻訳・編集/本郷)
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