天皇陛下と被災者パロディのバラエティ番組、プロデューサーが日本語で謝罪―台湾

Record China    2011年4月6日(水) 10時10分

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5日、天皇皇后両陛下と東日本大震災の被災者を題材にしたコントを放映した台湾のバラエティ番組「全民最大党」のプロデューサーが、ネット上に中国語と日本語で謝罪文を発表した。写真は「全民最大党」の出演者。

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2011年4月5日、天皇皇后両陛下と東日本大震災の被災者を題材にしたコントを放映した台湾のバラエティ番組「全民最大党」のプロデューサーが、ネット上に中国語と日本語で謝罪文を発表した。NOWnewsが伝えた。

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台湾のテレビ局・中天電視(CtiTV)の人気バラエティ番組「全民最大党」は先月31日の放送で、東日本大震災の被災者を慰問する天皇皇后両陛下のご様子をパロディにした。この映像は動画共有サイト・ユーチューブにも登場し、日本だけでなく台湾の閲覧者からも抗議が殺到した。これを受け、番組プロデューサーの巫秀陽氏が5日、SNSサイト・フェイスブックの番組公式ページに中国語と日本語で謝罪文を掲載した。

謝罪文によると、今回のパロディについて「天皇皇后両陛下が自ら被災地へ赴いたお優しいお心を表現したく、コントという形でやらせて頂きました」と説明。さらに、「不敬な気持ちは一切ございません。このタイミングでこのような内容を放送し、更に日本のかたがたを誤解させ、不快を与えたことに深くお詫び申し上げます」と記している。

番組では出演者扮する両陛下が避難所を慰問し、被災者の前で「放射能汚染被害がある」と語り、さらに「じつはウソ」と話を変え、一喜一憂させるという場面を演じている。

同番組へは日本だけでなく、現地・台湾でも厳しい非難が殺到。1999年に台湾で発生した「921地震」を挙げ、「それをパロディにされたらどう思うのか?」と問いかける声や、「台湾の恥」「頭がおかしい」といった罵声がネット上で上がり、日本に対して「台湾人を憎まないで」と訴えるメッセージも。さらに番組製作陣に対しては、「番組内で慎み深い態度を示し、謝罪すべきだ」との意見も聞かれている。(翻訳・編集/Mathilda

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