2011年4月1日、台湾紙・聯合報によると、台湾当局が、中国の大学入試統一試験の成績によって中国本土の学生による台湾の大学への入学を許可する方針を打ち出した。2日付で中国新聞網が伝えた。

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記事によると、今年、大陸の学生を受け入れるとしているのは公立48校、私立86校の合計134の大学と大学院で、定員は2141人。公立大学が受け入れるのは博士課程と修士課程の学生のみ。

大陸地区学生募集委員会の張鴻徳（ジャン・ホンダー）総幹事によると、大陸の学生の受験申請はすべてインターネットで行い、大学は5月、大学院は4月に募集を開始するという。学部生は第5志望まで申請が可能で、大学院は第1志望のみ。

記事は、今年に限って、受験者には中国の統一試験の成績について何の条件も課されないと指摘。同委員会は、成績の極端に悪い受験生でも台湾の大学に入学するケースが出るのではとの懸念に対して、「各大学が確かな物差しを持っていると信じる」との見解を示した。ただし、悪質なケースには「道徳的勧告」を行うこともあるという。（翻訳・編集/津野尾）