中国映画が韓国に進出、切り札はチャン・イーモウ監督―中国紙

Record China    2011年3月25日(金) 16時57分

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23日、北京中博影視伝媒有限公司が合資会社を設立させ、中国映画を韓国市場に本格進出させる。切り札は、世界的に評価の高いチャン・イーモウ監督の作品だという。写真は映画「サンザシの樹の下で」より。

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2011年3月23日、法制晩報によると、ある中国企業によって中国映画が韓国市場に本格進出する動きがある。北京中博影視伝媒有限公司が韓国釜山国際映画祭組織委との間で合資会社を設立させ、韓国国内で映画館4館を経営し、さらに50社と提携した独自の系列映画館を構築する。

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中博影視伝媒有限公司はこれにより、完全な配給・上映の独自ルートを持った韓国初の中国系企業になる。韓国国内の映画市場は国内映画が40%ものシェアを占めており、ハリウッド映画と二分している状態。中国映画のシェアはわずか1.3%(10年)だ。これまでは独自の配給・上映ルートを持たないことも、シェア拡大の伸び悩みに影響していたとみられている。

中国映画が韓国市場に食い込む切り札は、世界的に評価の高いチャン・イーモウ(張芸謀)監督の作品。02年に「HERO」が初めて韓国で公開されたが、知名度の低かった当時でも、美しい映像が評判を呼び高い興行収入を達成した。2010年釜山映画祭では「サンザシの樹の下で」(日本では今年7月公開予定)がオープニング作品に選ばれ、その評価も高く、期待が集まっている。(翻訳・編集/岡田)

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