Record China 2011年3月10日(木) 22時56分
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9日、次期駐中国大使にゲーリー・ロック商務長官が指名され、喜びに沸く中国に対し、米華字サイトは「『親中』と思われないよう、かえって厳しい態度に出るかもしれない」と釘を刺した。写真は10年5月、北京で中国米国商会の会員を前にスピーチするロック長官。
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2011年3月9日、次期駐中国米国大使に中国系米国人のゲーリー・ロック(駱家輝)商務長官が指名されたことを受け、喜びに沸く中国に対し、米華字サイト・多維新聞は「『親中』と思われないよう、かえって厳しい態度に出るかもしれない」と釘を刺した。以下はその概略。
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ロック長官の起用はオバマ大統領の対中重視の表れだと中国では好意的にとらえられている。米国でも長官の「中国系の血」が米中のいざこざの解決に有利と期待する声が高い。だが、長官は自らを「米国生まれの米国人」と言い切り、中国語も話せない。商務長官として訪中した際も、「自分は100%米国人。米国の利益を守るために全力を尽くす」と中国に親しげな態度は見せなかった。
商務長官在任中は中国との貿易摩擦が緩和されるどころか、反対に中国製品に厳しい関税を課し、中国を困らせた。人民元問題でも先頭に立って切り上げ圧力をかけている。中国側にしてみれば、外見が中国人だからこそ余計に腹立たしく感じるに違いない。特に最近、中国政府は積極的に海外の華僑・華人に「祖国」の存在をアピールしているが、これに応じない長官を快くは思わないだろう。長官もだからこそ「親中」と言われないよう、一線を画す姿勢を頑なに貫くのではないか。
ロック長官は今後、中国政府との交渉でその親しみやすい外見と血統を生かし、出来る限りの利益を絞り取ろうとするだろう。それらはすべて米国人として祖国の利益に貢献するためなのである。(翻訳・編集/NN)
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