Record China 2011年3月9日(水) 19時48分
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2日、米誌は「ロシアの矛先は日本ではなく中国」と題した記事を掲載した。写真は中国企業の進出計画が明らかになった北方領土の色丹島。
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2011年3月2日、米誌フォーブス(電子版)は「ロシアの矛先は日本ではなく中国」と題した記事を掲載した。6日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。
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以下の3つのニュースはロシアがアジア太平洋に戻ろうとしていることを暗示しているようだ。1つ目はロシア大統領の昨年の国後島訪問に次ぐ、ロシア国防相の「軍事視察の旅」。2つ目はロシア海軍が太平洋に重心を移し、今後10年で新たに数十隻の潜水艦と軍艦を増強する計画を打ち出したこと。そして3つ目は北方領土の防衛のため、最新鋭の地対空ミサイル「S−400」と対艦ミサイルを極東に配備したことだ。
いずれも日本との領土紛争が絡んでいる。まるで無限ともいえるオイルマネーが軍備増強の財源となり、ロシアはこの20年で初めて北太平洋での存在感をアピールすることに成功した。だが、実はこうした動きは彼らの長年の敵である中国に向けたもの。日本とロシアは両国関係が新たな危機に陥るのを防ぎ、協力して両国が直面する中国という脅威にどう立ち向かうか考えていかなければならないのだ。
プーチン首相とメドベージェフ大統領の最終目標は恐らく、この地域で日増しに実力を蓄えていく中国にどう対処していくかだ。強大な軍事力を持ち、大量の原料や資源を求める中国にとって、土地が広く人口は少ないシベリアや極東地域はさらに魅力を増していくに違いない。木材から石油、天然ガス、きれいな水に至るまでシベリアは中国が欲しいものをすべて提供してくれる。中国は将来、この地域の所有権に強い関心を示すようになるだろう。
実はこれがロシアを軍備増強へと駆り立てる大きな理由だ。中ロのこうしたジャブの応酬の中で、ロシアの国益を損なう力はないと判断された日本は真の目的を隠すためのカモフラージュに利用されたにすぎない。(翻訳・編集/NN)
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