2011年3月7日、北京日報によると今月4日、中国北京市の地下鉄14路線で1日当たり乗客数が延べ682万6500人と過去最多を記録し、ニューヨークとロンドンを上回った。700万人に達するのも間近だという。

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現在、1日当たりの地下鉄利用者が世界最多なのはモスクワの延べ900万人、次いで東京の800万人だが、北京市はこの2都市に次ぐ第3の都市となった。北京市では五つの新路線が開通するなど、2011年に入って乗客数が急速な増加傾向にある。郊外に延伸した路線が充実し、多くの乗客が市中心部の既存路線に流入したことで、一部の既存路線では乗客数が30％増となったものも。

北京市では地下鉄網が全面的に形成されたことで、従来のように駅ごとの安全性を重視する管理方針から、地下鉄網全体の安全性やターミナル駅の乗り換え能力も重視する方針に切り替える必要が出てきた。市地下鉄公司は乗客の流動観測を強化するとともに、路線の安全性を確保するため乗車制限を行ったり、ホームが人で溢れないよう駅外で乗客に一時的に待機してもらうこともあり得るとしている。（翻訳・編集/岡田）