英高速鉄道計画に中国の技術は採用されず、日立が受注か―中国紙

Record China    2011年3月4日(金) 7時16分

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3日、中国メディアは、中国の技術が採用されることがほぼ確実と見られていた英高速鉄道の車両製造事業について、日立製作所を中心としたグループが受注する見通しになったと報じた。写真は1月、南京大勝関長江大橋を通過する中国の高速鉄道車両「和諧号」。

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2011年3月3日、中国メディアは、中国の技術が採用されることがほぼ確実と見られていた英高速鉄道の車両製造事業について、日立製作所を中心としたグループが受注する見通しになったと報じた。21世紀経済報道が伝えた。

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記事によれば、1カ月ほど前に中国の李克強(リー・コーチアン)副首相が訪英した際、「英国は中国の高速鉄道技術を採用する意向がある」との情報が盛んに伝えられた。一部中国メディアは「英国はドイツやフランスを蹴って、中国への発注を決定した」とまで報じていた。だが、同紙が英当局に事実確認を行ったところ、「中国に決定したとは一言も言っていない」と否定。中国メディアの報道についても「全く聞いたことがない」と一蹴された。

こうした結果について、記事は「最後に笑ったのは日立だったが、事業規模は当初計画されていた75億ポンド(約1兆円)から45億ポンド(約6000億円)へと大幅に縮小された」と冷ややかに指摘。また、中国の最大の強みとして「西側企業と同レベルの車両を半分の価格で提供することができる」とした上で、第2期工事の受注に関しては中国が何らかの成果を上げる可能性も捨てきれないとの見方も示した。(翻訳・編集/NN)

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