2011年3月2日、山東商報（電子版）は、中国航空工業集団公司（中航工業）が傘下の子会社を通じ、このほど世界第2の航空機メーカーである米シーラス・エアクラフト社との買収契約を締結したと報じた。

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中航工業傘下の子会社・通用飛機公司によるシーラス・エアクラフト社買収は、中国航空業界にとって初の先進国機械メーカー買収となる。通用飛機公司の孟祥凱（モン・シアンカイ）社長は今回の買収を「同社のグローバル化戦略の第一歩」と説明。同社は今後、シーラス社をプラットフォームに米国で生産基地を建設。中国汎用航空機産業の世界進出に大きな役割を果たすことになる。

シーラス社の具体的な買収価格は明らかにされていない。現在、中国国家発展改革委員会と中国商務部および米国の海外投資委員会（CIFUS）が今回の買収を審査中であり、無事審査を通過すれば今年4月にも株主権の引渡しが行われる見込み。（翻訳・編集/本郷）