仏の話題本『中国の傲慢』、「自国の都合を世界に押しつける」と中国を批判―中国紙

Record China    2011年3月4日(金) 10時27分

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1日、フランス人記者による書籍「中国の傲慢」が話題になっている。同書は驚異的な経済成長を遂げた中国はその経済力を武器に自国の都合を西側諸国に押しつけていると中国を批判。写真は中国外交部の記者会見。

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2011年3月1日、環球時報によると、「中国の傲慢」という1冊の本がフランス国内で話題になっている。

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著者は、仏紙ル・モンドのコメンテーターや仏経済紙レゼコーの編集部主任を務めるフランス人男性記者。同書は全254ページで、表紙には血まみれの口を大きく開いた中国民間工芸の布製トラが印刷されている。今年2月に出版されたばかりの同書の中には、「今後10年で中国は米国を抜き世界一の経済大国になる。各分野での成功と巨額の外貨準備高を誇る中国にとって衰退する西側諸国の垂れる教訓などは聞く必要のないもの」という記述も。

同書はさらに「中国はすでに傲慢な経済大国となり、世界に対して『中国基準』を無理やり押しつけている」と指摘。また地球温暖化対策で国際義務を果たさず人民元の切り上げ要求にもなかなか応じようとしない中国の態度を「自国の利益優先」と厳しく非難している。

しかしレゼコー紙そのものは「経済発展を遂げた中国を傲慢と呼ぶべきではない」と反論。中国通で知られるラファラン元仏首相もフィガロ紙上で「中国の発展を表現するのに『傲慢』という単語を使うのが流行しているようだが、実際には西側諸国のほうが中国に対して傲慢な態度をとるケースが多い」とコメントしているという。(翻訳・編集/本郷)

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