中国企業が英国に地下鉄携帯電波網を寄贈、英政府は安全面からこれを拒否―中国メディア

Record China    2011年2月25日(金) 13時1分

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24日、中国の通信機器メーカー・ファーウェイが、ロンドンの地下鉄に総額約5000万ポンドの地下鉄用電波発信設備を提供する意向を示したところ、英国側がこれを拒絶していたことが分かった。写真はロンドンの地下鉄。

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2011年2月24日、中国のテレビチャンネル・鳳凰衛視によると、中国の通信機器メーカー・ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術有限公司)が、ロンドンの地下鉄に総額約5000万ポンド(約6億6131万円)の地下鉄用電波発信設備を提供する意向を示したところ、英国側がこれを拒絶していたことがわかった。

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記事によると、ロンドンは世界で初めて地下鉄が開通した都市で、数十の地下鉄路線が都市をくまなく巡っているが、地下鉄線路には携帯電話用の電波網設備が敷設されていない。そこでファーウェイが約5000万ポンドを投じて携帯電話の電波網を提供することを英国に打診。記事は、「五輪開催国どうしの贈り物が慣例となっている」としたが、これはこの機に英国内での受注を増やしたいファーウェイ側の戦略との見方を示した。

英国政府がこの申し出を拒絶したのは、情報とネットワークにおける安全確保の観点からだ。関係者によると、6年前、英国政府とファーウェイは約100万ポンドの事業契約を交わしたが、イギリス情報局保安部(MI5)が同政府に対して、中国企業を警戒するよう警告を発したという。英国の反テロ部門も、テロ組織に利用される可能性を指摘して地下鉄に電波網の敷設に反対している。(翻訳・編集/津野尾)

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