「今日は今日、明日は明日」の中国企業人、品質管理は二の次!―米国人実業家

Record China    2011年2月16日(水) 12時56分

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14日、米国人ポール・ミドラー氏は台湾・台北市で著書「あくどい帝国」を発表した。中国本土で20年にわたり事業を続けてきたミドラー氏が、「世界の工場」中国の低コストの秘密を語っている。写真は江蘇省の紡績工場。

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2011年2月14日、米国人ポール・ミドラー氏は台湾・台北市で著書「あくどい帝国」を発表した。中国本土で20年にわたり事業を続けてきたミドラー氏が、「世界の工場」中国の低コストの秘密を語っている。中国時報が伝えた。

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中国製造業のルールは往々にしていたちごっこになるという。クライアントが品質を求めれば求めるほどメーカーは手を抜く。工場には品質管理スタッフがいるが意味はなく、クライアントは独自の検査スタッフを送らなければ意味がない。

指摘されれば問題を改めるが、指摘されなければ品質を落とすことで浮いたお金をポケットに入れる。問題製品をたくさん作ってしまってからクライアントが発見。受け取りを拒否しても問題はない。どこかに引き取り手はいるものだ。

こうした問題を経て、多くの外国人ビジネスマンは、なぜ中国本土の工場は信用を重んじないのかと疑問に思っている。この問題に対するマドラー氏の回答は「政治の影響」というもの。中国共産党がある日突然、ビジネスのルールをすっかり変えてしまうかもしれない。

そうした不安感がビジネスマンに「今日は今日、明日は明日」という近視眼的な発想を与え、信用を積み重ねて長期のビジネスを成功させるよりも、短期的なリターンを求めるようにさせているという。(翻訳・編集/KT)

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