Record China 2011年2月15日(火) 16時28分
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12日、2010年のブラジルへの直接投資額は前年比86.7%増の484億6200万ドルを記録、史上最高額を更新した。そのうち、中国からの投資額は前年比146倍以上の約120億ドルとなる見通し。写真は上海万博ブラジル・サンパウロ館。
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2011年2月12日、ブラジル中央銀行の発表によると、2010年の対ブラジル直接投資額は前年比86.7%増の484億6200万ドルを記録、史上最高額を更新した。そのうち、中国からの投資額は約120億ドルと推計されるが、これは前年比146倍以上にあたる数字だ。中国証券報が伝えた。
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中国からの投資に関して、スペインのIEビジネススクールでラテンアメリカ経済の教鞭をとるゴンザロ・ガルランド教授は、「過去、非常に長い期間にわたって中国はラテンアメリカ経済の救世主だった」と指摘。ガルランド教授によると、中国のラテンアメリカ各国に対する積極的な投資は、天然資源の確保という目的のほか、新たな製品輸出市場の開拓という意味もある。
ブラジルにおける資金ニーズの急増が顕著だ。同国は、交通、電力、通信網などのインフラ整備を進めており、今後5年間に毎年807億ドルの投資額が見込まれるとの統計もある。さらに、2014年にサッカーワールドカップ(W杯)、16年にオリンピックの開催が決定しており、投資予定額はそれぞれ520億6000万ドルと62億4000万ドルとみられている。
こうした背景のなか、中国の対ブラジル投資額が急増している。2010年には前年比146倍以上の約120億ドルに達したと推計される。同国では現在、高速鉄道プロジェクトが計画されており、中国、日本、フランスなどが入札を表明しているという。(翻訳・編集/HA)
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