<スパイ事件>台湾陸軍少将が中国に機密情報を売却、米新聞各紙が大きく報道

Record China    2011年2月12日(土) 17時19分

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8日、台湾国防部は、軍事通信システム関連の機密情報を中国に提供し数十万ドルもの報酬を得ていたとして羅賢哲少将を逮捕。米新聞各紙はこの事件を大々的に取り上げた。写真は北京市内に掲げられた中国共産党全国代表大会の横断幕。

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2011年2月11日、米新聞各紙はこのほど、台湾の羅賢哲(ルオ・シエンジャー)少将スパイ事件を大々的に取り上げた。北米華字ニュースサイト・多維ニュースが伝えた。

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台湾国防部は8日、米国から購入した軍事通信システム関連の機密情報を中国に提供し、数十万ドルもの報酬を得ていたとして、台湾陸軍司令部電子情報システム担当の羅賢哲少将を逮捕した。

9日付ニューヨーク・タイムズによると、羅少将は2002年から2005年までタイに駐在していた期間に中国諜報機関に買収されたという。同紙は、中国が台湾問題を「核心的利益」と位置づけ、1000発以上ものミサイルを台湾付近に設置していることを紹介した。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、馬英九(マー・インジウ)台湾総統就任以来、中台関係は改善傾向にあったが、今回のスパイ事件によって実際には薄氷を踏む危険な状況にあると評した。また、台湾の研究者・羅致政(ルオ・ジージョン)氏のコメントを掲載し、スパイ事件は羅少将の問題にとどまるものではなく、全体的な解決ができなければ米国からの兵器購入が難しくなるとの見方を示している。(翻訳・編集/KT)

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