Record China 2011年2月10日(木) 17時18分
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9日、中国では近年、旧正月をはじめとする伝統的な文化に対する意識が下がっていたが、各国の首脳が春節を祝うことで価値観を回復しつつあるという。写真は中国の獅子舞。
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2011年2月7日、米華字紙・僑報が「春節(旧正月)により中国人は文化的自信を取り戻している」と報じた。各国の首脳が春節を祝うメッセージを中国や華僑社会に向けて送るようになっている。9日付で環球網が伝えた。
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米オバマ大統領が旧暦の大晦日に「旧正月を祝うすべての人々に安寧や幸福、ますますの活躍、健康を」と述べたほか、仏サルコジ大統領は旧正月当日に現地華僑華人の代表を招いてレセプションを開催。国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長や日本の菅首相、英キャメロン首相など、多くの要人が中国伝統の祭日である春節を祝うメッセージを語った。
当の中国では近年、春節をはじめとする伝統的な文化に対する意識が下がっており、バレンタインデーやハロウィン、クリスマスのほうが人々から親しまれるようになっている。住宅・教育・医療にかかる経済的負担や日々の忙しさに疲れ、お正月を楽しむ気分にもなれないといったところか。
しかし、中国が国際社会で影響力を増すことは、すなわち自国の伝統文化を捨て去ることではない。経済的成長と同じく、旧正月などの伝統文化が国民の幸福感を増幅させることも重要なことであり、伝統的価値観を現代のカルチャーといかに融合させるかということは一つの命題である。各国首脳が春節を祝い、世界的なイベントとして認識されるようになりつつあることで、伝統文化に対する中国人の価値観も回復するのではないかとみられている。(翻訳・編集/岡田)
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