Record China 2007年1月8日(月) 3時15分
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「上海一の富豪」と呼ばれる有名人・周正毅の家族が、受刑中に刑務所長にわいろを支払い、携帯電話を自由に使い、部下に面会するなどの自由を得ていた事実が発覚した。
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2007年1月7日、中国マスメディアの報道によると、上海刑務所の黄堅(ホワンジエン)所長は、大富豪である実業家・周正毅(ジョウジェンイー)の家族から、3回に渡って49万元(約735万円)の金と、香港ドルやアクセサリーなどのわいろを受け取っていたことが判明した。
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これらと引き換えに、周が刑事拘束された1年間、自由に携帯電話を使い、頻繁に部下らと面会することを許したという。さらに周は毎日特別料理を注文、上海刑務所総医院で、周一人のために3回外来を中止させたことがある。
黄堅は50代で、この刑務所で20年間勤務してきたベテラン。彼は周のわいろを受け、逮捕された上海刑務所2人目の幹部である。2006年8月には、周を担当していた看守が規律違反の疑いですでに逮捕されている。
周正毅は、1990年代後半に上海農凱(ノンカイ)発展集団を創業。不動産開発などで成功をおさめ、米誌「フォーブス」の2002年の中国富豪番付では、資産3億2000万ドルで11位になったこともある、「上海一の大富豪」と呼ばれる有名人。2004年6月に、株のインサイダー取引や資本金虚偽申告、脱税などで3年の実刑判決を受けた。一部の関係者の指摘によると、彼の事件は失脚した元上海市書記の陳良宇(ちんりょうう)にも関連していたという。
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