<レコチャ広場>1卓480万円!超高級年越し料理から読む中国社会

Record China    2011年2月3日(木) 11時58分

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先日、江蘇省蘇州市の高級ホテルが1卓38万元(約476万円)を超える「年夜飯」を発表。話題となった。2011年2月1日、鳳凰ブログのエントリー「なぜ誰も38万元の年夜飯を食べないのか?」を発表、注目を集めている。写真は中華料理。

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2月3日は旧正月。大みそかにあたる2日夜は、家族で「年夜飯」と呼ばれるごちそうを食べる風習がある。最近ではホテルやレストランなどで外食することも多いが、今年は江蘇省蘇州市の高級ホテルが1卓38万元(約476万円)を超える「年夜飯」を発表し、話題となった。そんな中、2011年2月1日付で掲載された鳳凰ブログのエントリー記事「なぜ誰も38万元の年夜飯を食べないのか?」が注目を集めている。以下はその抄訳。

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揚子晩報によると、38万元の年夜飯にはまったく注文がなかったという。しかしこのニュースは注目を集め、「ホテルの宣伝行為だ」「注文する人がいなくともホテルの格を示すためにはいい手法だ」などと、ネットユーザーはピントが外れたコメントをつけている。

そもそも、「せっかくの年夜飯だから大枚をはたいても美味しいものを」という発想は貧乏人のもの。金持ちは経費で食べるのだから、いくらだろうが痛くもかゆくもない。最近では高級品の価格も値上がりしており、例えば1958年物のマオタイ酒は1本で145万元(約1830万円)。1卓38万元程度ではこうした名酒は飲めないというわけだ。

また、金持ちが豪勢な宴会をする時には「誰と何のために食事をするのか?」ということを考えなければならない。いわゆる「飯局」(食事で交渉)だが、家族と食べる年夜飯では何のメリットも得られない。

愚か者ならば無駄遣いするかもしれないが、智恵がある人間ならば金を注ぎ込む場所は違うだろう。結局、喧伝されたホテルの「天文学的価格」などは偽りのものに過ぎない。現実に存在する「天文学的価格」は知られていないだけで、もっと高いものなのだ。(翻訳・編集/KT)

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