中国に農地2000ヘクタールを貸し出し=中国の領土拡張との批判も―タジキスタン

Record China    2011年1月22日(土) 10時26分

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18日、タジキスタン政府は中国政府と農地2000ヘクタールの貸出協議に調印した。乾燥地帯での穀物生産技術を学ぶためだと言うが、一部では中国の領土拡張目的だと批判する声も上がっている。写真はタジキスタン。

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2010年1月18日、タジキスタン政府は中国政府と農地2000ヘクタールの貸出協議に調印した。20日、環球時報が伝えた。

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19日、ロシアメディアは貸出協議について報じた。農地貸出は中国からの農業技術移転を求めてのもの。農業国として知られるタジキスタンだが、主要作物は綿花。乾燥した気候や砂が多い土壌から穀物生産の増加が課題となっていた。

中国以外にもイラン、トルコ、インドと同様の契約を交わしており、計4000ヘクタールを貸し出しているという。中国から技術が導入できる一方で、中国も自国が開発した水稲を販売できるため、両国にメリットがある。

しかし、タジキスタンの一部では中国に対する警戒論も広がっているようだ。「これもまた中国の平和的拡張政策の一環だ。もともと多くはないタジキスタンの耕地を中国に貸し出すべきではない」などと反対論も広がっている。

今月12日にはタジキスタン議会は中国との国境画定条約を批准。同国が実効支配する約1000平方キロメートルが中国の領土となった。(翻訳・編集/KT)

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