2011年1月19日、中国新聞社によると、中国本土のインターネット事情に関する調査報告書「第27回中国インターネット発展状況統計報告」を、中国インターネット情報センター（CNNIC）が発表した。

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報告書によれば、2010年12月末の時点で中国本土のインターネット人口は4億5700万人。前年末と比べ7330万人増加し、インターネット普及率は同5．4ポイント増の34．3％となった。携帯電話利用のユーザーは前年同期比6930万人増の3億300万人。

接続端末別では、利用者が最も多いのはデスクトップ型PCで78．4％。次いで携帯電話が66．2％、ノートブック型PCが45．7％だが、ノートブック型PCの利用者増加が著しく、2009年と比べて＋15ポイントと大幅に増加した。デスクトップ型PCと携帯電話からのインターネット接続は微増にとどまった。

利用者が増加を続け、固定回線におけるブロードバンドの普及率が98．3％と高い水準にあるものの、平均回線速度は100．9Bb/sと、世界平均の230．4kB/sを大きく下回った。

用途別では、ゲームや動画などの娯楽よりも商業利用の伸びが顕著。中でもオンラインショッピングの利用者は＋48．6％と大幅に増加し、用途別で最高の伸び。ネットバンキング(48．2％増)、ネット決済(45．8％増)を含め、今後もさらなる成長が期待できるという。（翻訳・編集/岡田）