中国の教育改革の威力はステルス戦闘機以上の脅威―米紙

Record China    2011年1月18日(火) 22時54分

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15日、米紙は「中国の学校が勝利を手にした」と題した記事で、65カ国・地域の生徒が参加したOECDの学習到達度調査で中国が優秀な成績で勝利した問題を取り上げた。写真は名門・清華大学と北京大学への推薦入学が決まった浙江省の3人の高校生。

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2011年1月15日、米紙ニューヨーク・タイムズは「中国の学校が勝利を手にした」と題した記事で、65カ国・地域の生徒が参加した経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査(PISA)で中国が優秀な成績で勝利した問題を取り上げた。17日付で環球網が伝えた。

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PISAは65カ国・地域の15歳約47万人が参加。実施した科学的応用力、数学的応用力、読解力の3分野で、初参加だった中国・上海の生徒がいずれも上位3位に入る健闘を見せた。記事は、上位に入ったのは中国のほか香港、シンガポール、韓国などいずれも孔子の教えの影響を受けた国・地域で、米国は読解15位、科学23位、数学31位という惨澹たる結果だったと嘆いた。

また、上海の生徒のレベルが中国全体を代表するものではないとしながらも、中国は教育を国の最重要課題としており、都市部だけでなく農村部の教育レベルも着実に伸びていると指摘。20年前は小学校もろくに行かせてもらえない子どもが多く、標準語も正しく話せない先生も少なくなかったが、今では多くの生徒が高校に進学しているとした。

中国人は自分たちの教育制度について、子どもの考える力を奪う、創造力が育たないなどの不満を口にし、米国の個性を尊重する教育が羨ましいと嘆くが、中国の教育の最大の強みは教育に対する尊敬だと記事は指摘。こうした中国の教育を主体とした戦略は新型のステルス戦闘機以上の脅威を米国人に与えたと分析した。(翻訳・編集/NN)

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