2011年1月13日、ボルボのステファン・ジャコビーCEOは10日から開催されているデトロイトモーターショーで、中国で生産するボルボ車を米国へ輸出する計画があることを明らかにした。ウォール・ストリート・ジャーナルの報道をもとに14日付で東方早報が伝えた。

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この計画が実現すると、ボルボは中国で生産される高級車のうち、初めて米国へ輸出される車種になる。ジャコビーCEOは「これは遅くとも3月までに発表する戦略的な計画の一部だ」と話す。

しかし一方で、ボルボを買収した吉利汽車の広報担当者・寧述勇（ニン・シューヨン）氏は、ジャコビーCEOの発言を否定も肯定もせず、「現段階で発表できる情報はない。ボルボは2月か3月に役員会を開き、中国に工場を新設するかを含め、中国での発展戦略などについて一定の結論を出す」と話した。

また、同紙は関係者の話として、「ボルボは別のプランとして米国での組み立ても考慮している」と伝え、ジャコビーCEO自身も「ボルボと吉利汽車は中国でより多くのボルボ車を組み立てることをすでに決定しており、中国に複数の工場を建設し、生産能力を拡大することも検討している。しかし、中国で生産したボルボを輸出するかどうかはまだ最終決定に至っていない」と語っている。（翻訳・編集/HA）