2011年1月7日、AP通信は、中国の交通事故死亡者数は中国公安部が発表した人数の2倍以上に達している可能性があると指摘した。10日付で環球時報が伝えた。

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世界最大の新車販売市場となり、自動車台数が急増している中国では、交通事故が45歳以下の死亡原因の最多を占めると言われている。中国のデータによると、09年の中国の交通事故死亡者数は、04年比28％減の6万7000人だった。また、06年の人口10万人当たりの交通事故死亡者数は6．8人だった。

しかし、一部の研究者はこのデータに異論を唱えている。彼らの研究によると、発展途上国の人口10万人当たりの交通事故死亡者数は21．5人、収入がミドルクラスの国では同19．5人と、中国のデータとはかけ離れすぎているからだ。

米ジョンズ・ホプキンズ大学と中南大学の研究者が行った中国公安部の02〜07年の交通事故データと医者の死亡証明書の対比分析でも、死亡者数の不一致を指摘している。世界保健機関（WHO）はこの種の研究には関与していないものの、中国は成長が著しいため正確な統計が追いつくのは難しいと表明している。（翻訳・編集/HA）