Record China 2011年1月7日(金) 18時31分
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6日、中国は水不足が年々深刻になっているが、中国の研究者たちが総力を挙げて節水や海水淡水化技術の開発に注力しているという。写真は天津にあるアジア最大規模の海水淡水化施設。
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2011年1月4日、香港メディア・亜洲時報は、水不足の中国が海洋資源の開発に着手したと報じた。中国は水不足が年々深刻になっているが、中国の研究者たちが総力を挙げて節水や海水淡水化技術の開発に注力しているという。6日付で環球網が伝えた。
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水の供給を安定したものにするため、ダムや貯水池、井戸の掘削に中国政府は数十億ドルもの巨額の資金を投じているが、中国北部の水不足や水質の悪化は深刻さを増し続けている。世界銀行は中国で水不足が暴動や貧富の格差、都市と農村の対立を生む原因になる可能性があるとし、抜本的な解決策を見いだせなければ、今後10年で数千万人にも上る「環境難民」が生まれると指摘している。
また、上流に大規模なダムを建設することは、下流域の国々の水資源を奪うことになり、中国における水不足の影響はミャンマーやラオス、ベトナムなど周辺国へも及ぶ。
そこで進められているのが海水淡水化技術の開発だ。中国でこの研究がスタートしたのは1958年。中大型プラントの研究開発は75年に始められ、86年には中国初の逆浸透法海水淡水化プラントを完成させている。2005年の生産水量は日産3万トンでしかなかったが、10年には80〜100万トンとなる見込みで、200以上の淡水化プロジェクトで技術開発が進められている。
しかし専門家は、まだまだサポート態勢が不足していると指摘し、海外における研究開発能力に比べると中国は見劣りすると話している。(翻訳・編集/岡田)
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