<怖い中国事情>博物館の95%が「ニセの化石」を展示―中国

Record China    2011年1月6日(木) 22時16分

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5日、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の李淳副研究員はこのほど、雑誌にコラムを投稿。中国の博物館の95%には「ニセの化石」が展示されていると暴露した。写真は海南省三亜自然博物館所蔵の化石。

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2011年1月5日、北京晩報によると、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の李淳(リー・チュン)副研究員はこのほど、雑誌にコラムを投稿。中国の博物館の95%には「ニセの化石」が展示されていると暴露した。

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「ニセの化石」といっても完全なニセモノではなく、本物の化石を加工して作ったもの。見やすくなるようにと形を整えているうちに、資料としての価値を失ってしまうという。故意ではないが、すでに化石としての意義はない。もちろん中には人の手で一から作られたニセモノも存在する。

特に問題なのは加工する人が古生物学の知識がないこと。李副研究員が一例として挙げたのはある絶滅動物の化石。加工する過程で本来は存在しないしっぽがつけられてしまったという。また、外国の研究者を案内した時、「ニセの化石ではないか」と指摘され恥ずかしい思いをしたこともあった。

「ニセの化石で子どもたちに科学を教えられるでしょうか?」と李副研究員は話している。(翻訳・編集/KT)

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