2011年1月5日、イタリア・フィアットグループのIvecoと上海汽車が出資する大型トラックメーカー・上汽依維持柯紅岩商用車公司の熊偉銘総経理はこのほど、重慶市に第2工場を建設中であることを明らかにした。中国の各メディアが伝えた。

同社の2010年の販売台数は前年同期比60％増の3．5万台で、このペースで成長が続けば、十二五（第12次五カ年計画、2011〜2015年）の後半には年15万台のセールスが見込めるという。しかし既存の生産拠点では年8万台程度しか生産できないため、第2工場の建設が急務だと熊総経理は説明している。

さらに今後は研究開発能力を向上させるため、重慶市内に合弁パートナーであるIvecoのグローバル研究開発センターを設けるほか、Ivecoの持つ世界160カ国の販売ネットワークを通じて、国際市場への進出も強化していく方針を明らかにしている。（翻訳・編集/JX）