中国ブランド車がEUに本格進出、ヨーロッパ工場が2011年に稼働―米紙

Record China    2010年12月22日(水) 8時59分

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15日、米紙は、中国の自動車メーカーが欧州市場への本格進出を試みていると伝えた。2011年からブルガリア工場が生産をスタートする。写真は長城汽車の製品。

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2010年12月15日、米ニューヨーク・タイムズ紙は、中国の自動車メーカーが欧州市場への本格進出を試みているとの記事を掲載した。2011年にブルガリアで、EU初となる中国ブランドの自動車の組立て工場が稼動することになっている。19日付で中国紙・環球時報が伝えた。

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工場は中国のSUV(スポーツ用多目的車)メーカーである長城汽車が10%、地元資産家が90%の割合で投資。中国側にとっては、世界最大の市場であるEUに低コストでできる生産拠点であり、ブルガリア側にとっては地元の雇用拡大を狙えるというメリットがある。この工場ではSUVや軽トラックなど年間5万台の生産が可能で、現地には1220人分の仕事をもたらすことになるという。

長城汽車のEU市場責任者は「米国・EU進出は社の目標。わが社の製品は、品質でも価格でも競争力を備えていると信じている」と自信を見せる。だが、EU諸国での中国車のイメージは薄い。自動車といえばドイツ車が最も良質で、次いで日本車、その下にフランスやイタリア、韓国車という意識が定着しており、中国車は苦戦を強いられる可能性がある。ブルガリアでは、自家用車はイメージ誇示の道具。10年落ちのメルセデスと新車の中国車、どちらを選ぶかと言われたら、前者を選ぶ者が多数派なのではないかとの懸念もある。(翻訳・編集/岡田)

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