中国の受動喫煙被害者、7億4000万人を突破―英メディア

Record China    2010年12月22日(水) 19時57分

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18日、中国の受動喫煙による被害者は7億4000万人。その数は3年前よりも2億人も増加しており、受動喫煙は中国で深刻な社会問題となっている。資料写真。

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2010年12月18日、英BBCの中国語電子版は、中国で受動喫煙の被害者が7億4000万人に達したと報じた。

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中国疾病コントロール・予防センター煙草抑制弁公室の最新統計によると、受動喫煙の被害者は現在7億4000万人で、2007年の5億4000万人より2億人増加。このため、受動喫煙は中国にとって将来的に深刻な医療負担をもたらすと警告している。

中国は世界最大のタバコ生産国であり消費国でもある。喫煙者数も3億人を突破しており、世界最多となっている。このため中国衛生部は今年5月、「2011年に屋内公共施設の全面禁煙を実施する」と発表。これは世界保健機関(WHO)によるたばこ規制枠組条約の目標に基づいたもので、受動喫煙の被害を抑えるのが目的だ。

しかし現実には、肺がんや心筋梗塞のリスク増大といった、たばこの健康被害について理解している中国人は全体の25%しかおらず、政府による長年の禁煙キャンペーンも効果がなかったことが判明している。(翻訳・編集/本郷)

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