債務危機に苦しむ欧州=中国の投資、企業進出が活発化―独メディア

Record China    2010年12月20日(月) 6時36分

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17日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレは、中国が欧州連合(EU)各国の国債、企業買収を積極的に推進していると報じた。歓迎する国もあれば警戒する国もあるなどその反応はさまざまだ。写真はユーロ。

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2010年12月17日、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレは、中国が欧州連合(EU)各国の国債、企業買収を積極的に推進していると報じた。歓迎する国もあれば警戒する国もあるなどその反応はさまざまだ。以下はその抄訳。

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現在、ブリュッセルでは債務危機を議題としたEU首脳会議が開催されている。16日付ウィーン新聞は中国の影響とEUの反応に関する記事を掲載。「誰が問題を解決するだけの金をもっているかを考える必要がある。その唯一の国は中国だ。我々は中国人に欧州の債券を買ってもらう必要がある」とのある高官のコメントを報じた。

同日、ウィーン新聞は中国を警戒する社説を掲載した。投資機会を求めて欧州の資金は中国に向かい、中国は金を欧州に投資するという循環ができあがっているという。EUばかりか、未加盟の東欧諸国でも大規模なインフラ投資を続けている。

また中国企業の進出も目覚ましいが、社説は「中国は優遇的な融資で自国企業を助けているほか、自らの意図だけで人民元レートを決定している。これではとても公平な競争とは言えない。債務危機に陥ったとはいえ、EU諸国は自暴自棄になるべきではない。必要なのは中国に公平な世界貿易ルールを守らせるよう呼びかけることだ」と結論づけている。(翻訳・編集/KT)

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