2010年12月12日、英紙フィナンシャル・タイムズは記事「次第にルールに則って勝利することを学びつつある中国」を掲載した。16日付で環球時報が伝えた。以下はその概要。

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10日のノーベル平和賞授賞式は中国の国際的影響力を改めて示す場となった。約20カ国が授賞式に参加しなかった。他国の干渉に反発しつつ発展途上国の支持をとりつける手法は中国の十八番。しかし今回やや状況が異なるのは、中国がこうした同盟関係を利用し、「少数派」の先進国と対抗した点にある。その効果は明らかだった。

今や中国はさまざまな国際的機関に影響力を及ぼしている。メキシコで今月開催された国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議（COP16）がその好例。また、半導体や電気自動車、風力発電などの国際標準制定でも中国はその影響力を行使し、自国企業の支援を目指している。

ただし、中国のこうした取り組みにはメリットもある。中国が国際組織に関われば関わるほど、またそのルールに縛られることにもつながるからだ。国際基準制定は世界の権力バランスを反映したもの。中国がますます多くの途上国と連携する中、西側諸国は一致団結して国際政治ルール作りを推進しなければならない。（翻訳・編集/KT）