丹羽大使が南京訪問へ、経済外交の一環、市民の反日感情は?―米華字メディア

Record China    2010年12月17日(金) 12時31分

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15日、丹羽宇一郎・駐中国大使が20日から江蘇省南京市を訪問する見通しであることが分かった。実現すれば大使にとって初の南京訪問となる。写真は13日、南京大虐殺記念館で行われた犠牲者の追悼式。

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2010年12月15日、丹羽宇一郎・駐中国大使が20日から江蘇省南京市を訪問する見通しであることが分かった。実現すれば大使にとって初の南京訪問となる。16日付で米国の華字メディア・多維新聞が日本メディアの報道として伝えた。

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記事によると、丹羽大使は20日からの3日間、初の民間出身大使として推進する経済外交の一環として南京を訪問し、現地に進出している日系企業の関係者と座談会を開くほか、地元の大学も見学する予定。南京は近年、日本との経済交流を深めており、現地には80社以上の日系企業が進出している。

丹羽大使は7月の着任後、環境保全分野での協力の機会を模索するため天津と河北省唐山市を訪問。その後に南京も訪問する予定だったがキャンセルとなり、再度日程調整していた。

南京では日中戦争時の1937年12月13日、旧日本軍が占領し市民らを大量に殺害するなどしたとして、今でも根強い反日感情が残っている。事件から73年を迎えた今年も「南京大虐殺記念館」で犠牲者の追悼式が行われた。丹羽大使の訪問に南京市民がどのような反応を見せるのか注目されている。

1月には当時の鳩山由紀夫首相が上海万博に合わせた訪中で南京も訪問し、公式の謝罪を行うとも報じられ、日本メディアは「今年は日中間で劇的な和解が進められる」との見方も示していたが、丹羽大使が今回の南京訪問で「南京大虐殺記念館」を訪れるかどうかについては、報じられていない。(翻訳・編集/NN)

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