Record China 2010年12月16日(木) 19時58分
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9日、米華字紙・僑報が米国は中国に対して包囲網を敷くよりも協力関係を強化していくべきだとの記事を掲載した。写真は10年9月、重慶市で行われた民兵の軍事訓練。
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2010年12月9日、米華字紙・僑報が「米国は中国に対して包囲網を敷くよりも協力関係を強化していくべきだ」との記事を掲載した。中国・環球網が14日付で伝えた。
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米国は先日、韓国や日本との軍事演習を行い、中国を取り巻く軍事的包囲網をアピールした。こうした軍事機器そのものは確かに脅威だが、現在の国際情勢ではその販売先はないに等しい。ユーロ危機にあえぐEU各国も高価な兵器を購入するような経済状況には置かれておらず、米国内でも11月に行われた中間選挙で民主党が大敗、その大きな原因として近年の軍事活動が米国経済を圧迫したとの世論があった。
日米韓は軍事演習というハードパワーを、中国は経済成長というソフトパワーを主軸に置くこの構図。前者の3国は“常に勝敗を決めたい”競争型、後者はWIN-WINの関係を追究する互恵型だ。さらに、高い消費の期待できる一大市場でもある中国は、日本や韓国にとって最大の貿易パートナー国であり、米国の軍事面よりも魅力的に映っている可能性もある。記事は、日韓が将来的に中国との関係を優先する可能性もあるとし、さらに中国がEUやアフリカ、アラブ諸国でも影響力を増していることから、米国は中国に対して包囲網を敷くよりも、公平な協力関係を築くことが重要だと指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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