祁連山脈の氷河、年平均10億立方メートルが消失―中国

Record China    2010年12月14日(火) 10時20分

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12日、チベット高原から甘粛省蘭州市などにまたがる広大な山脈・祁連山脈の氷河が急速に減少している。写真は祁連山脈最大の氷河「夢柯氷河」。

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2010年12月12日、蘭州晨報によると、チベット高原から甘粛省蘭州市などにまたがる広大な山脈・祁連山脈の氷河が急速に減少している。

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祁連山脈で最大の氷河である「夢柯氷河」は、中国西部のオアシス都市に水を供給するとともに、「最も美しい氷河」として知られているが、過去50年間で300メートル後退していることがわかった。また、周辺の27か所の氷河はすでに消失してしまったという。

中国科学院の研究によれば、同地区ではこの20年、年平均10億立方メートルの氷河が消失しており、2平方キロメートル前後の小規模な氷河は2050年までに全滅、比較的大規模な氷河も一部が残るのみになると予想されている。(翻訳・編集/岡田)

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